発散と収束。

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映画『エターナルズ』を観て

率直に言うと、思ってたより面白かった!
余談ですが、最近映画館へ行けるのが嬉しくて2日連続で通ってます。家でstreaming配信観るのと集中力が違うんですよね。

あらすじは他の方にお願いするとして…
人間は、より大きな存在のエネルギー源にされていると言う考え方が、私としてはマトリックスを想起した。近々マトリックスの新作やるので、つい絡めて考えてしまったものと思われますが。(昨日マトリックスの解説動画も見たからめちゃ頭に残っています)

エターナルズが不死のプログラムって聞くと、マトリックスのエージェントスミスをイメージした。寧ろディヴィアンツがエージェントスミスで、それを討伐する為に作られたプログラムがエターナルズって感じ?理解と考察が中途半端なまま書いてすみません。

エターナルズについては、設定が少し分かりづらかったかな。人間ではないらしいが、何を動力として動いてるのか(宇宙人なのか?)とかが分からなかったし、エターナルズは不老不死なのかと思いきや数人死んでたし、能力の限界とかも分からなかった…でもそこはスルーして楽しむことにすると面白かったです。

マ・ドンソク(ドン・リー)演じるギルガメシュが、無骨で優しくて良い!アンジーの面倒を見てあげているのが、ほっこりするんですよ。アンジーも精神不安定な役をこなしていて流石でした…なんかもう若い役者の中に入ると大先輩って感じですね。

最近感情と合理性について考えるのですが、この映画では感情が勝っていて、なんだか心打たれた。まあヒーロー達は利益を出したり数字と向き合ったりする必要が無いから、そもそも資本主義とかとは無関係だと思うのですが…

心優しいセルシの成長と、あくまでも愛情深い姿勢に、素直に感動した。セルシの持つ愛情深さと、イカロスの持つ忠誠心はどちらが正しいとは一概には言えず、どちらを選択するかは非常に難しい問題だと感じた。現実だと忠誠心の方を取ることが多い気がするのですが、この映画では愛情を取るという結論になっていましたね。

この映画のメッセージとして、愛情を優先してみるというのを受け取れて純粋に良かったなと思いました。そして勿論、この映画が多様性を全面に打ち出してきた感じもよかったです。

次作への繋ぎが不穏な感じだったけれど、どうなるんでしょう。最終的にはセレスティアルズを倒したりするのかな…?(新しい太陽が生まれなくなるか) どこに結論が落ち着くのか気になります。

セルシの女優さんが、芦名星に似てるなと思った。

 

追記:
ノマドランド』のクロエジャオ監督だったのですね。『ノマドランド』未見なので見たいです。

エターナルズ達がそれぞれ感情を持ち、そこをかなりクローズアップして描いている(恋愛シーン多すぎって批判もあったのですが、それも人間らしい感情という意味であえて描いている気がする)のが、この監督らしさなのではないのかなと思った。とりあえず他の作品も見てみます。