発散と収束。

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イマーシブ・アート(没入体験型ミュージアム)に行った感想

平日の仕事帰りに、東京日本橋コレド室町1 4階三井ホールで開催されている、Immersive Art イマーシブ・アート(没入体験型ミュージアム)というのに行ってきました。詳しくは以下公式サイトご参照下さい。
https://immersive-museum.jp

ポツポツと感想を箇条書きします。全然推敲していないです、すみません!
・幕を開けて中に入ると、体育館の半分くらいの長方形の空間。四方がスクリーンに囲まれており、そこに約30分の映像が繰り返し流れる。地面にはヨギボーみたいなビーズクッションが何十個か配置されていて、皆思い思いに寝そべってスクリーンを見る感じ。
・チームラボっぽい試みだなと思った。
・行く前にググってみた所、批判的なブログ記事もあった(主にコスパが悪い等)。確かに入館料2500円は総合的に見て高いと私も思う(2〜3時間の映画だって1900円とかだもんな)。
・荒い部分はある。長方形の空間なので、縦と横の辺の長さが違うが、同じ映像を映すので、結構短い辺に合わせた映像。切れ目はつながっていない。
・基本モネ(睡蓮、日の出)、ルノワールドガピサロ、など人気どころの画家の作品。大衆受けと言われればそうだけど、知ってる作品が多くて楽しいのはある。
・映像はscene1〜8に分かれている。特に印象に残ったのはScene5「絵画の中へ」で、絵画にクローズアップにして、絵の中に入っていく演出は面白かった。
(入口でもらった公式のチラシより引用)
画家の網膜がとらえた色彩の中へダイブする。絵画の中へと進んでいくうちに、色はバラバラに分解され、描かれたモチーフは解体される。二次元の絵画は3次元の点群となり、そこに入っていくにつれ意味が解体され、純然たる「色」に包まれていく。
(引用終了)
スクリーン投影なので、どこまで忠実に色が再現できているかは分からないけれど…
・Scene 5 では特にルノワール『湖のほとり』が良かった。水辺の絵で、手前に人が2人いて、奥に湖がある絵。絵画の中に入って、手前の2人を追い越していく映像は面白かった。
・Scene 6モネの連作では、色彩を調整して、エフェクトをかけて遊ぶような所が面白い。私が見たブログで、画家への冒涜と感じたと言っていた人がいたけど、それよりも子どものように自由な発想で、デジカメのエフェクト機能で遊んでいる感じがして面白かった。悪くないと思った。
・どうでも良いが会場が寒い。
・混んでいると楽しめなさそうなのはわかる。混んでいない平日に行く方がいいと思う。
・私は構図とかアイデアとかそういう概念的なものが好きだから、忠実な色彩の再現とかは重視していないかも。例えば私はGoogle画像検索で出てきた絵画の画像が、色彩があまり再現されていなくてもあんまり気にしていなくて、それをスマホの壁紙とかにしちゃう。そういう大雑把な人には今回の展示も画家への冒涜とまでは思わずにいられる(気にならない)かも。
・登場した作品
ルノワール ムーラン・ド・ラ・ギャレット、湖のほとり
モネ 睡蓮、睡蓮の池と日本の橋、ラ・ジャポネーズ
他にシスレーピサロドガ、カサットなど
・暗くてもスマホいじっていいから感想メモれて楽しい。そこは映画より良かった。
・空いてればまあまあ面白い!2500円はまあまあ高いけど損したとは思わないかな。(でもまあ1800円くらいでもいいかも) 混んでると確かに嫌になるかも。定員制にしてくれた方が良さそう。椅子の数も決まっているので。
・誰の試みか気になる感じはある。商売っけはある。最後にクレジットが出てきたが、メモりきれず。佐々木伸一さん。電通早稲田大学教授 坂上 桂子さん。