上野の東京都美術館で開催されているデ・キリコ展に行ってきました。その感想です。
・デ・キリコ(1888-1978)は、90歳まで生きた人。ご長寿だな〜！
・意外なことにギリシャ生まれで、パルテノン神殿のモチーフがよく表れる。イタリア生まれかと思っていたので驚いた。ヨーロッパのいろいろなところに住んで、途中からローマに定住。ニューヨークにも2年いたことがある。
・マナカン(マネキン)と呼ばれる、パーツのない顔もよく出てくる。ちょっと不気味。足が短い。
・途中からルノワールに師事し、作風にもルノワールの柳風のタッチが現れる時がある。
・私はこの人の彫刻も結構好き。マナカンモチーフのものが多い。
・ギリシャ神話を取り扱うことも多いっぽい。
・感性が結構不思議で、絵に突然ミノタウルスやケンタウロスが出てきたりする。部屋の中の絨毯が海になっていて男性がボートに乗っている絵とかあった。不思議で面白い。
・マグリッドを彷彿する不思議さだったが、デ・キリコの方が手書きのタッチが前面に出ていて、イラストとかコミックっぽいと思った。後から説明を読んだら、デ・キリコの方こそがマグリッドに影響を与えたらしい。
・イタリアのスペイン広場に、デ・キリコ一家は住んでいたらしく、今もデ・キリコ邸宅美術館があって中に入れるらしい。知らなかった〜！公式HPにも載ってます。
・ミュージアムショップでは、外国の食品を買うのが私の最近のブーム。ポストカードは収集しても上手く保管できないのでもう買ってない(Pみ)。今日はイタリアのパスタソース(トリュフチーズ味)と、アンチョビのチューブ(歯磨き粉みたいなやつ)を買った。外国食品メーカーの商品について解像度高めたいので、後でメーカーを押さえておこう。なぜ高めたいかというと、①海外旅行に行ってお土産を買うときにある程度知識を持って比較したりして楽しみたい ②イータリーなどで商品選びを楽しみたい(SとNeみ)
・「日彫展」も、デ・キリコ展のチケットで入れたので行ってきた。とても良かった。感想がまだ出てこないが、すごく行って良かった。何せランドセル大以上の彫刻がざっと200点くらいあるのだ。凄い迫力だった。子どもの作品もあって、紙粘土で作った作品とかだった。恐竜とか他の動物とか。私も息子が大きくなったら、紙粘土の工作か一緒にやりたい(やらないタイプかもしれない、息子)。行けるならもう一度見に行きたいくらい！
・帰りに友人とよった、芸大のキャンパス内のカフェもとても気持ち良かった。No M カフェという所で、テラスで冷たいチャイを飲んでお喋りして、気分が落ち着いた。穏やかな風が気持ち良かった。
https://maps.app.goo.gl/LAyhoyUhvVf4MeVS6?g_st=ic
最近は友人と表現活動の一環として、句を読んでみようという話をしているので、一句読んでみたもの。
「風そよぐ 外で飲むチャイ 気も晴れる」
