私はお風呂に入っている間podcastを聴くのに暫くはまっている。「映画の話をしていると必ず脱線して違う話になるポッドキャスト」「ゆとりっこたちのたわごと」「そうだゲイにカミングアウト」「生き方のセンスの磨き方」なんかを回して聴いている。
その中で「ゲイにカミングアウト」を聴いていた時の話。この番組はツッコミ寄りの太田さんと、ボケ寄りのみちぇるさんが、リスナーのお悩みに答えていくというもの。悩み相談の前にワンクッション、世間話みたいなのが入るのだが、それが面白い。
さてどんな流れでその話になったのかは忘れたが、太田さんが、漫画「ワンピース」の女性キャラが皆巨乳なことを批判していた(どの回だったか忘れてしまいました、すみません)。反対に当てはめるなら、男のキャラは全員局部が大きいとかそんな風に描く必要があるんじゃないの、と。確かに男のキャラは全員局部が大きいとかいう漫画はどこでも見たことないなと思った。(それだと受ける印象はエロ漫画になると思うけど、女キャラの胸が大きいのは健全と判断されるという不思議)
結構はっとした。正直私は昔はワンピースとか読んで素直に感動していたし、巨乳とか謎のくびれたスタイルについても「少年漫画特有のお色気要素なんだな」と思って受け入れてしまっていた。でもお色気キャラが1人位いるのはダイバーシティとしてわかるけど、ほぼ全員(特に若い女性は大体全員)が胸大きい必要はどこにもないですよね。女性は胸が大きいことが魅力的という偏った価値観を感じた。(でも尾田先生が無邪気に描いているのも分かる)
・ジェンダーフリーってどこまで突き詰めれば良いのだろう。「少年漫画特有のお色気要素」も認めないとしたら、「少女漫画特有のイケメン俺様人気」とかも認めない風になるのだろうか。もはや「少年」漫画と「少女」漫画の分け方にも疑問を抱かなきゃいけないのか?表現の自由との兼ね合いにもなってくると思う。
・「ワンピース」の尾田先生も、いつかどこかであんなに巨乳に書く必要無かった、やーめたって言って全員Bカップくらいで書き直してくれたらそれでいいかも。過去の偏ったものの見方について隠したり曖昧にするのではなくて、偏っていたことを認めて訂正してくれたら、その姿勢から学べる人が沢山いるかも。
追記:
京王線でジョーカーを真似た男性の起こした事件等もあって、表現の自由について深掘りしたいと思っています。(2021.11.18)