発散と収束。

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同性愛の見解について、エーリッヒフロムの見解に疑問

エーリッヒフロム著『愛するということ』より引用

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男性と女性という二極性は、人間が人間を創造することの基礎でもある。このことは、生物学的には、精子卵子が結合して子どもができるという事実からあきらかだが、純粋に心の領域についても同じことがいえる。愛しあうとき、男も女も生まれ変わる(同性愛という逸脱は、この両極の合一の達成の失敗である。だから同性愛者は、解消されない孤立の苦しみを味わう。だが同性愛者だけでなく、愛することのできない異性愛者も同じ失敗をしている)。

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フロムは同性愛者に反対だったのかと思って少しがっかりした。(フロムほどの人でも、その時代の常識の枠を超えて考えることはできなかったのだという軽いがっかり感)

 

私は『サピエンス全史』を著したユヴァル・ノア・ハラリ氏が書いていたことに共感する。人間に出来ること(同性愛含め)は、何でも自然なことであり、不自然なことというのは、人間側で決めたルールから逸脱しているというだけだと思う。

ルールは大切で、人間が社会秩序を形成し安全に効率よく生きていくために欠かせないものだから、これからも守っていきたい。しかし人間側で決めたルールの中で生きているだけだということにいつも気が付いていたい。