発散と収束。

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『夜と霧』を読んで Man’s Search For Meaning

『夜と霧』は、1946年に出版されたヴィクトール・フランクルナチス強制収容所経験に基づいた書籍作品である。(Wikipediaより引用)

 

著者は医者兼心理学者で、奇跡的にアウシュビッツを生き延びた人物である。究極の状況に置かれた人々の生理的や心理的な反応を、著者は冷静に観察して本に残している。追い詰める側の卑怯さとか、追い詰められた時に人間がどう反応するのかとか、人間の深淵を覗ける稀有な作品だと思う。私は特に、自分の生命力が下がってる時にこの本を読むと通常時の何倍も感動して、生きる力を貰える。

 

この本を友人に勧めたが、そんなに良かったか少し心配になり読み返してみた。正直最初の半分は、収容所生活の説明が続き辛い一方なのだが、後半の「精神の自由」の章あたりから、逆説的に生きる希望を感じさせられる内容になる。収容所経験した人が生きる意味とかについて話すのって本物な気がする。

 

少し前に読んだので細かい内容を覚えていないのだが、再読したらまた感想を書きたいと思います。

 

ちなみに今年の夏には三省堂で「四六判フェア」(四六判=出版社が推してる本らしい)と言うのをやっていて、夜と霧も四六判として対象になっていました。本屋も数十年に渡って推している、正真正銘の名著ということですね。

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※「四六判」とは単行本の標準的なサイズの呼称です。文庫にはなっていない読み継がれるべき基本図書やロングセラーなど、出版社が大切にしている本を集めました。

http://jinbocho.books-sanseido.co.jp/events/5575

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