発散と収束。

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映画『ラストナイト・イン・ソーホー』を観て

『最後の決闘裁判』といい今作といい、女性軽視への社会的な贖罪みたいな映画を、男性監督が作ることが続いているなと思った。

(『スキャンダル』とか『プロミシング・ヤング・ウーマン』みたいなストレートなフェミニズム作品もパッと頭に思い浮かんだから、フェミニズムを扱った作品は最近やはり多いですね。)

 

ホラーって聞いていたけど、内容的にフェミニズム的な感じなのかなと思ったので、1人で見に行ってもいいかなと思って行ったのだが、まあ結果的に割と大丈夫だった。

 

それよりも映画の最初に注意書きが表示されたけど、ネオンやパラボラの光がかなり刺激的で、それによる目の疲れの方がダメージあったかも。エドガーライト監督っぽい色使いでお洒落で良いんですが。

 

あらすじは…勘のいい人はオチが読めそうでもあるけど、私は全然気が付きませんでした。

 

サンディーが新しい男に自己紹介するたびに、心が廃れていってしまうのが見て取れて辛かった。望まない性行為はそりゃ心の傷になるし、信じた男から自分が、金を産出するために扱われてるとしたら、虚しさと怒りが蓄積してあれ程の行為になるのも分かります。怖いけど。

 

ダウンタウンとかエロイーズって曲、また検索して聴きたいけど、色々なシーン思い出すのが怖くて聴きたくないって感じ。曲とか曲名に対して若干トラウマが身に付けてしまいました。

 

映画の最後は、お婆ちゃんに「誰かに頼らなきゃダメ」と言われた通り、ジョンに頼ったからエリーは生き残れた。良かったなぁって思いました。そもそも優しいジョンの存在が、社会が違う方向に向かっているという希望を感じさせてくれていました。